FG beadsにサリドマイドを固定化して、ヒト細胞破砕液からアフィニティ精製を⾏ったところ、セレブロン(CRBN)、DDB1が同定されました。 セレブロンはタンパク質の分解に関わる酵素の構成因⼦であり、サリドマイドはこの酵素の働きを阻害することで奇形を引き起こすことが分かりました。
FG beadsにカプサイシン誘導体(Cap-NH2)を固定化し、ヒト⽩⾎病細胞NB4からアフィニティ精製を⾏ったところ、Prohibitin1、Prohibitin2が同定されました。 これにより、カプサイシンによる⽩⾎病細胞のアポトーシス誘導機構が解明されました。
引⽤⽂献:C. Kuramori et al., Biochem. Biophys. Res. Commun. 379 (2009) 519
MTXの固定化部位を変えてFG beadsへ固定化しそれぞれの標的タンパク質をガン細胞破砕液からアフィニティ精製を⾏いました。 固定化部位の違いにより、標的タンパク質であるDHFR(ジヒドロ葉酸レダクターゼ)とdCK(デオキシシチジンキナーゼ)がそれぞれ精製されました。 これにより、MTXの抗がん作⽤のメカニズムが詳細に解明されました。
ビーズに病原性⼤腸菌のEspBタンパク質を固定化し、ヒト細胞破砕液からアフィニティ精製を⾏いました。EspBタンパク質はMyosin1Cに結合し、その機能を阻害することが明らかになりました。
その他の事例は論文・技術情報をご覧ください。
PAGE TOP